深く静かに動きは早く
ゆるい視点でぬるい話題をピックアップ。見聞きした情報の取捨選択の様子を独断と偏見とぼやきで書き綴ってみる。
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Author:K
雑記ブログの管理人。
最近もっぱら料理ブログですが(笑)
他アニメーションや映画と演劇、
ゲーム、時事ニュース等雑多な
中から気になったものを並べて
いきます。


●旧ライターさんたち。
お二人ともメンバー限定で新たに
自分のものを開いたのでそちらへ
移動。限定なのでリンクは
無いです。こちらにもいつでも
書きたい事が出来たら書ける
ままにしておきます^^

Author: easy
K@管理人と似通った趣味趣向の
視点で物を見つけてくる。
ジャンルとしては大差ないかも。
ただ出不精ゆえいつ書くかは「?」
Kよりは礼儀正しいが身内には毒舌。

Author: 中村番匠(師匠)
そのまんま、いろんな意味で「師匠」
文書きじゃないのに物語執筆中(笑)
どうやら自分のほうで完成させる
つもりのようです^^



K@管理人の好きな俳優さん達。
(順不同、敬称略):
イチオシ!男性→西川浩幸、
イチオシ!女性→中村知世、
大泉洋、三上真史、きだつよし、
リチャード・ディーン・アンダーソン
ジャッキー・チェン、平野くんじ、
オダギリジョー、西ノ園達大、
工藤潤矢、小林愛、武藤晃子、
森貞文則、細見大輔、岩松了、
村松利史、沢村一樹、草野徹、
ジョニー・デップ、前田剛、
柴田恭兵、水谷豊、細川茂樹、
永作博美、ふせえり、光石研、
千葉真一、秋山奈々、高橋光臣、
菊地麻衣子、ドニー・イェン、
小手伸也、戸次重幸etc…
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千里眼 背徳のシンデレラ 上下巻(読書感想)
千里眼背徳のシンデレラ (上) 千里眼背徳のシンデレラ (上)
松岡 圭祐 (2006/04/03)
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千里眼背徳のシンデレラ (下) 千里眼背徳のシンデレラ (下)
松岡 圭祐 (2006/04/03)
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(読書後の感想)

読書感想文ほど内容に触れ克明に感想を書く気はないので、こういう形をとりたいと思います。

昨年購入したものの、読書に時間が使えない多忙さでほとんど読み進まなかったのが
最近できた電車通勤の時間に読むことが出来、一気に上下巻を読めました。

「催眠」に始まる臨床心理士、カウンセラーを主人公とした物語で、元自衛官で
臨床心理士、千里眼の異名を取る女性岬美由紀を主人公としたシリーズ。
今年も3巻同時リリースという人気シリーズでもあります。

この「千里眼 背徳のシンデレラ」は上下巻ともに厚い、長編です。
シリーズ通して岬美由紀は師でもあった友里佐知子の悪役というか反体制テロと
対峙し続けてきたわけですが、この物語はその意思を告ぐ遺児との対峙を、
友里の過去、メフィスト・コンサルティングの実態、登場人物たちの過去の関係やつながり、
友里、マリオン、ダビデの人物像などなど…
現在進行形の事件と友里のモノローグの比率が1:3くらいの物語です。
友里の経験してきた過去と、岬に出会った後の事件から死ぬまでのいきさつを
日記形式で出し、それを読むことでそのときの出来事をモノローグとして頭の中に
映像化するかのように過去の時事録としてではなくそのときあたかも
そこにいて見ているかのような感覚で進むので、法的に犯罪者となった
友里がなぜそうなったのか、そういう思考に、思想に傾倒していったのかが
わかる展開で、ただ悪人の過去を追っている感じがかなり薄れ、時代の
波に翻弄され自分の思い込みによりゆがんだ思考にいたって事件を起こしていった
バックボーンが明かされていく…。
過去の千里眼シリーズの背景とそこに至るまでの能力の開花、思想の固定化が
描かれています。
そして、その暗部…影の側を受け継いだ娘と、正しい部分…光の側を受け継いだ
岬との対峙、それからせつないラストへの展開はものすごい勢いで一気にいきます。
ほんとに一気に読みきった…そういう感じでしたね。

物語としては、激動の成長期や組織との関係、娘との関係やそこに起因し
見え隠れする非情な感覚と新たに芽生えたかのような優しい気持ちに揺れた
最後の友里の姿と、事態としてはグッドエンドでも決してハッピーエンドではない
いつもの千里眼シリーズの重さ、切なさを残した松岡圭祐ワールド、個人的に
面白く読めました。
辛い思いをした人だらけのお話ですが、描写をそのまま思考の中で映像化する感覚で
読んでいけるので感情の起伏をそのまま自分の感情とシンクロさせているような
感覚に近いかもしれません。
専門的描写はわからないことも多く、漠然と想像するしかないのは当然のこととして、
格闘戦に関しては動きの形状や行動をいかにもな文章と単語で書いてあって、
スピーディでもなにか堅くて躍動的なのに妙にビジョンが浮かびにくいというか
浮かべると形式ばったものになってしまうのだけがちょっと難点な感じは
しますが、それでも私は千里眼シリーズ、面白いと思います。
最後のオチは、強すぎるヒロインの人間味をだしているのだけどちょっと
苦笑するしかない感じではありますけどね(笑)
サスペンスアクションとしてもスリリングに読める物語だと思います。

                         文責:K ボウケンブルー

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学